効率よく学ぶ3科目の外科を学ぶために
今回の外科実習は、泌尿器外科のエキスパートである岩井聡美先生(北里大学)、神経外科の第一人者である神志那弘明先生(KyotoAR動物高度医療センター)、そして整形外科は枝村一弥(日本大学)が担当し、軟部外科から整形外科まで集中的に学べるとても贅沢な実習となっています。
本実習は、少人数制で各講師の先生方から直接指導を受けることができるだけでなく、詳細なテクニックやコツを伝授してもらえる絶好の機会です。実習内容は、日常の診療で役に立つものばかりです。本実習を基本技術の再習得やスキルアップを図る場として活用して頂けると幸いです。
講師代表枝村 一弥日本大学獣医学科獣医外科学研究室 教授 / 日本小動物外科専門医
- 参加にあたり
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新型コロナウイルス・ワクチンを3回以上接種していることを推奨します!
出発日の前日から起算して14日前までに新型コロナウイルス・ワクチン接種を3回以上完了することを推奨します。
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3回未満の接種で参加される方は帰国時に陰性証明が必要となります!
上記期間までにワクチン接種を3回以上完了していない場合は、日本への入国の際に公的機関(現地病院等)が発行する陰性証明が必要となり、帰国条件が厳しくなりますので予めご了承ください。
出国前検査証明書について(厚生労働省)
3回未満の接種で参加を希望されている方でご不安な場合は弊社までご相談ください。
豪華な講師陣
実習内容
- 整形外科
枝村 一弥日本大学獣医学科獣医外科学研究室 教授
日本小動物外科専門医 -
膝関節脱臼の手術 各種アプローチ法と整復術
滑車形成術 / 脛骨粗面転位術 / 関節包外制動術ここで学べるコト
- 膝関節周囲の解剖
- 前十字靱帯断裂の徒手診断:脛骨前方引き出し試験・脛骨圧迫試験
- 前十字靱帯と半月板の処理
- 関節包外制動術
- 滑車形成術
- 脛骨粗面転位術
今回は、日常の診療で遭遇する機会の多い前十字靱帯断裂と膝蓋骨内方脱臼に焦点を当てて実習を行いたいと思います。まずは、診断と手術に必要な膝関節周囲の解剖について学びます。次いで、前十字靱帯の部分断裂と完全断裂を作製し、脛骨前方引き出し試験と脛骨圧迫試験の正確な方法を身につけてもらいます。そして、前十字靱帯と半月板の処理法や、関節包外制動術の標準的な手法を実践します。さらに、膝蓋骨内方脱臼整復術の基本手技である滑車形成術と脛骨粗面転位術を実際に行うことで、文章を読むだけでは伝わらない各術式のコツを習得してもらいたいと思います。今回の実習は、膝関節外科の基礎を1から学べる良い機会です。是非とも、この機会を利用して整形外科のスキルアップを図って頂ければ幸いです。
(枝村一弥)
- 神経外科
神志那 弘明KyotoAR動物高度医療センター センター長
アジア内科学会専門医(神経病) -
胸腰部椎間板ヘルニアの手術 背側・外側アプローチ法と減圧術
Round Burrを用いた各種減圧術ここで学べるコト
- 胸腰椎へのスタンダードなアプローチ法
- 胸腰椎への低侵襲なアプローチ法
- 筋肉分離のテクニック
- 骨切削のテクニック
- 脊髄減圧のテクニック
- 椎間板内減圧法
今回の実習では胸腰部椎間板ヘルニアに対して実施されることが多い、片側椎弓切除術のテクニックを学びます。解剖学的ランドマークをしっかりと認識しながら、手術を進めることが重要ですので、まずは最も基本的な片側椎弓切除術で手術の基本テクニックを学びます。次いで、より低侵襲な手術である小範囲片側椎弓切除術を行います。高齢動物に対する手術としては、術後の脊椎不安定性のリスクが少ない本法を選択します。また慢性型のHansen2型椎間板ヘルニアに対しては、部分的椎体切除術を推奨されています。さらに超低侵襲な椎間板内減圧のテクニックも学びます。これらの手技を習得することで、個々の症例に対して最も効果的な手術法を選択することができ、治療効果を最大限に引き出すことが出来るようになります。
(神志那弘明)
- 軟部外科
岩井 聡美北里大学獣医学部獣医学科
小動物第2外科学研究室 准教授 -
拡大鏡を用いた腎泌尿器外科実習
腎 臓:腎切開 / 腎臓摘出
泌尿器:尿管膀胱新縫合 / 尿管切開 / 膀胱切開ここで学べるコト
- 腎臓周囲の解剖と処理方法
- 尿管を損傷せずに取り扱う方法や縫合法&吻合法
- 膀胱の縫合法
- 拡大鏡に慣れる
腎臓の手術はそれほど頻繁に行う手術ではないために、出血が怖いなど、躊躇うこともあるかもしません。特に腫瘍の場合など、後大静脈などの大きな血管が近くを走行していることや、腫瘍栓が存在していることもあり、血管の処理や尿管の処理が難しい場合もあります。解剖や注意点を確認しながら、課題に取り組んでいただきます。また尿管閉塞は臨床でもよく目にする疾患となりました。尿管切開だけでは回避できない場合、尿管膀胱新吻合術を実施できると、対応できる症例が増えることでしょう。また、もう一つは膀胱切開というかなり初歩的なものですが、並置縫合することで予後の膀胱壁の修復がかなり改善します。並置縫合をするためには、まずは切開するところから準備しなければなりません。尿管と膀胱、それら周囲の解剖などを復習しつつ、治療選択のオプションをもう一つ増やしませんか?
(岩井聡美)
- セルフ
トレーニング 整形外科・神経外科・軟部外科の中から
各自行いたい手術の自主練習
※ご自身で行いたい手技に必要な器具・機材はご持参ください
※実習内で使用している器具、レントゲンは貸し出し可能
学べるポイント
- 日常の診療で実施する機会の多い3科目の外科を一度に学べる。
- 少人数制で各分野のエキスパートより直接指導を受けることができる。
- 腎臓と膀胱の手術を解剖の基本から学ぶことができる。
- 片側椎弓切除術を中心に脊椎外科を基礎からマスターすることができる。
- よく遭遇する膝関節疾患に対する手術をアプローチから習得できる。
- 2名で1体の検体を使用するため実習密度が非常に高い。
こんな方におすすめします!
- 臨床における外科の基本的な手術を包括的に学びたい方
- 検体を用いて自主トレーニングしてみたい方
- 自身の外科手技をさらにレベルアップさせたい方
日程
- 2023年3月19日(日)〜3月20日(月)
※事前に講義動画をWEB視聴します(視聴期間:2023年3月1日〜4月28日)
航空券・宿泊先手配について
ご自身で往復航空券・宿泊施設を手配していただきます。
19日の朝07:00にホテルから実習会場へ移動開始しますので、間に合うように手配をお願いいたします。(06:45集合厳守)
有料会員限定で実習見学者を募集!
実習参加者に帯同し、実習見学を行うことができます。(実習の実施はできません)
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- 参加条件:
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- 有料会員病院であること
- 実習に同じ病院内から誰か参加していること
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- 参加費:
- 110,000円/名(税込)
- 定員:
- 4名(先着順)
▼ お申込方法 ▼
有料会員様向けのご案内メールからのお申し込みのみ
概要
参加費
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- 有料会員
- 462,000円(税込)
内訳
実習準備費 220,000円(税込)/参加費 242,000円(税込)- 無料会員
- 550,000円(税込)
内訳
実習準備費 220,000円(税込)/参加費 330,000円(税込)
実習準備費に含まれるもの
WEBセミナー視聴代/検体/機材/器具/昼食代(2食分)/現地での移動費/消耗品(スクラブ/グローブ/マスク/キャップ/縫合糸)/ほか
参加費に含まれるもの
実習準備費/実習施設使用料/懇親会費(※懇親会に不参加の場合の返金はありません)
参加費に含まれないもの
往復航空券/宿泊費/日本国内における移動宿泊費/任意海外旅行損害保険料/各種税(空港税等)/スケジュールに含まれていない飲食代
定員
18名(最低催行人数:14名)
※最低催行人数に満たない場合は中止とさせていただきます
持ち物
スクラブスーツ/サンダル/筆記用具/オペ用グローブ(簡易グローブは用意あり)/拡大鏡(会場で3台まで貸出可能)/新型コロナウイルス簡易検査キット
申込期限
2023年2月20日(月)まで
主催
株式会社Life&Tail
お申込み後のキャンセルについて
- 申込み完了後にキャンセルされた場合の受講料はご返金できません。予めご了承ください。
- 新型コロナなどにより催行中止となった場合は「実習準備費の50%」と「返金手数料」を除きご返金いたします。
新型コロナウィルスに関連する弊社からのお願い
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1
新型コロナウイルスワクチンは
3回以上の接種を推奨出発日の前日から起算して14日前までに新型コロナウイルス・ワクチン接種を3回以上完了していない場合、日本への入国の際現地での陰性証明が必要になります。そのため実習までに3回目の接種を完了することを推奨します。
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2
「Visit Japan Web」
アカウント登録のお願いご参加される方はデジタル庁が発表している「Visit Japan Web」のアカウント登録を出発前に行い、事前に検疫手続きの一部を済ませておくことを強くお勧めします。
入国手続オンラインサービス「Visit Japan Web」公式サイト -
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参加にあたって当実習に関する
全ての規約に同意お申込の前に、当実習に関するすべての規約(海外実習規約/新型コロナウイルスについての規約/セミナー申込規約)を必ずご確認ください。お申込いただいた時点で当規約に同意いただいたこととします。